⑳2Dレントゲンと3Dレントゲンの比較 2021年12月01日(水)
左上の奥歯が痛くて来院された患者様です。
左は一般的な2Dレントゲン、右の3DレントゲンCTです。
左の一般的な2Dレントゲンでは、根尖にある病巣が、ぼんやりとしていてわかりずらいですが、右の3DレントゲンCTでは、一般的な2Dレントゲンに比べて根尖にある病巣が黒くはっきりと写っているのが分かります。
左のデンタルレントゲン(2D)を見ると、特に問題ない状態ですので、痛みの原因がはっきりわからず、とりあえず問題ないので様子見てください。といわれて治療が終わるかもしれません。
右のCTレントゲンの場合、見つける事が出来なかった奥歯の根っこにはっきりとした透過像が確認できて、たくさん膿がたまっていることが、はっきりとわかります。
正確な診査ができれば、正しい診断が出来て、それに対する正確な治療を行うことが出来ます。
この患者様は、麻酔してその場で膿を取る事が出来たので、帰るときには痛みもなくなりました。もちろん歯を抜くこともなく万事休すでした。
当院では3Dの、歯科用レントゲンCTも完備して、診療を行ってます。